2010.08.24
調査は5~6月、全国の20歳以上の男女4871人を対象に郵送方式で実施。うち75歳以上は2006人。答率は67%だった。
75歳以上の回答で、保険料の支払い方法に関する選択式の回答をみると、「現在と同様、年金からの天引きを原則とし、金融機関などへの支払いも選択できる方がよい」を選んだ人が66・4%に上りました。
一方、「金融機関などへの支払いを原則とし、年金からの天引きも選択できるようにした方がよい」と現行制度と異なる仕組みを選んだ人は16・4%。「金融機関などへ支払う方法のみとし、年金からの天引きは一切やめた方がよい」と天引きを全面否定した人は10・3%にととどまりました。
08年度に始まった現行制度は、75歳以上から個人ごとに保険料を徴収する仕組みです。年金からの天引きに対しては、高齢者から「なけなしの年金から天引きするのか」などと当初、批判が集まりました。慌てた政府は開始後数か月で、金融機関からの支払いも認めるよう軌道修正した経緯があります。今回の調査からは、天引きがある程度定着し、抵抗感が薄らいだ様子が読み取れます。
調査結果などをもとに、厚労省は、20日に発表した新制度の中間報告で、年金天引き制度を維持する方針を明記しました